【無事生還】破損した外付けハードディスクと情報の価値

IT

ブログを始めるようになって、情報に対する価値観が変わってきました。

それにつぎ込む時間や手間が半端ないと感じ始ているからです。

ブログには構想や執筆に、私は毎日約2時間ほどかかっています。

かけているのではなく、かかっているのがまだまだですが・・・

それだけのデータとしての価値を生んでいると

自分では認識するようになりました。

そんな折、手元にあった故障した外付けハードディスクの

存在が思い出されたのです。

そうだ、直してみようと。

なぜ修復しようかと

それは単純に修復したいほど、今の私に最も大事なデータが入っていたからです。

最も大事なデータ

20年ほど前 ベトナムで生活していた際の他愛もない日記

これを読み返しかったのです。

もちろん市販されていませんし、その日記をみて内容を一番できるのは私自身です。

ブログを始めて、そのデータの重要性を再認識したからです。

故障内容は、なんで故障?

十数年前のある日 使用中の外付けハードディスクを勢いよく倒してしまったのです。

(皆さん気をつけてくださいね。簡単に故障します)

その時から

  • PCがこのハードディスクを認識しない
  • 外付けハードディスクの電源を入れても カチカチ と音がするだけ

の状態になりました。

ハードディスク障害(故障)の種類として大きくは

  • 論理的障害
  • 物理障害

があります。

論理的障害は、自分でパソコンソフトを用いれば修復できるかもしれませんが

今回は明らかに 物理的障害でした。

素人が下手に手を出すと取り返しつかなくなる危険性もあると判断し

データ修復の専門業社に依頼することにしました。

諦めた 最初の修復依頼

実はこの外付けハードディスクドライブ、最初の修復依頼は

故障が起きた直後(十数年前)でした。

当時 検索サイトで見つけた業者に連絡し、症状を電話で説明したのですが

  • 直せるか解らない
  • 修復できたとしても代金が20万円以上する

とのことで尻込みしてしまい泣く泣く修復断念しました。

ただ、故障した外付けハードディスクは処分せずに保管しておくことにしました。

(この判断が今となっては正解でした)

修復に再チャレンジ

今回ブログ開始したことで、データの価値を再認識したのは前途の通りです。

前回は高額、修復可能性が低いことから修復断念したのですが

あの時から時間が経っています。

この間で、修復技術も向上しているのでは?

と淡い期待も込めつつ、修理業社をググってみました。

A社 パソコン/内蔵ハードディスク/外付けHDD 無料 19,800円(税抜)~

B社 初期診断 無料 データ復旧 35,000円~(税込、税抜 不明)

C社 簡易障害 46,000円~、通常障害95,000円~、中度障害 140,000円~、重度障害 別途見積もり 各税抜 

と、値段があってないようなもの。

その時

【定額39,800円】HDDデータ復旧業界最安PCエコサービス

と定額の文字が。

【定額39,800円】HDDデータ復旧業界最安PCエコサービス
業界最安 一律49800円がキャンペーンにて 39800円!! 即日対応!! HDDデータ復旧ならPCエコサービス。TV番組出演など様々な実績で30000案件突破。HDD・パソコンは勿論、様々な電子機器のデータ復旧に容量無制限・成果報酬で対応。セキュリティー体制も万全です。

 

早速アクセスし、定型フォームに症状等必要項目入力したところ

15分も経たずに

======================

簡易診断/作業期間

======================

お問い合わせ頂きました機器の症状はデータ復旧を行える可能性がある状態です。

症状:機器障害にて正常認識せず、データへアクセス出来ない状態。(転倒による破損の可能性)

と期待を持てそうな回答が。

そこで故障している外付けハードディスクを送付。

機器到着の連絡から3日後

===================

検査結果

===================

障害レベル:重度物理障害

復旧結果 :データ復旧不能

解析機にて障害機器を検査したところ、磁気ヘッドに重度の障害がある可能性が高いことが判明しました。

検査を行ったところ、機器ステータスエラーが出ていることから、機器障害時にSA情報の損傷あるいはモジュール損傷の疑いがあります。

解析機にて磁気ヘッドマップ作成および磁気ヘッド切り替え検査を試みましたが、障害レベルが非常に高い状態のため、物理的な部品交換(クリーンルームでの物理開封検査作業)が必要と判断し、大変残念な結果でございますが、弊社ではデータ復旧不能と診断させて頂きます。

はい、一縷の望みをかけていただけに 目の前真っ暗です。

更に

===================

今後の機器お取り扱い

===================

この度はお役に立てず申し訳ございませんでした。

このような結果で申し訳御座いませんが、障害機器本体の今後のお取扱に関しては下記よりご希望をご返信くださいませ。

①提携業者の利用案内  提携業社においても復旧が行えない場合には、一切費用は発生致しませんのでご安心下さいませ。

(クリーンルーム(無菌室)での物理処置も可能な為、本件のような非常に重篤な症状につきましても復旧できる可能性がございます。料金は弊社より多少高額となりますが、ご希望の際は詳しいご利用案内をご返信させて頂きます。)

②無料回収(お預かり障害機器一式)

 ※障害機器に関連するケースやケーブル類も含みます。

 ※復旧データの書き出し先メディアをご同梱頂いている場合には、バックアップ先メディアのみご返送(送料着払い)させて頂いておりますので、予めご了承くださいませ。

③ご返送(送料着払い)

恐縮ではございますが、セキュリティーの兼ね合いにてお客様の大切な機器を弊社で長期保管する事をご遠慮させて頂いております。

お忙しいところ誠に申し訳ございませんが、本日より1週間以内にご返答頂きますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

選択肢①がどうしても胡散臭く・・・

1週間以内に回答要請し焦りを招く

そういうビジネスモデル?

と、ギリギリまで放置することに。

すると、その3日後

タイトルが

お詫び訂正※機器検査結果のご報告。

のメールが

大変申し訳ございません、検査結果の内容に誤りがございました。

正しくは、弊社にて無事に復旧が行えております、ご心配をお掛け致しまして大変失礼致しました。

経緯と致しましては、弊社で使用している案件管理リストの誤操作にて、復旧成功フラグを立てるところを、誤って復旧不能フラグを立ててしまっておりました。

復旧成功を管理している場所に●●様の障害HDDが管理されていたことから、今回のことが判明しました。

大変ご心配をおかけ致しまして、申し訳ございませんでした。

改めまして、下記内容で宜しければ、ご入金をお願い致します。

また、キャンセル希望の際はその旨ご連絡くださいませ。

===================

検査結果

===================

障害レベル:重度物理障害(再利用不可)

復旧結果 :データ復旧成功

解析機にて障害機器を検査したところ、セクターにキズや磁気劣化などの不良セクタが発生している為、不良部分を避けながら救出可能なご希望データを救出致しました。

と修復できたデータのファイル名一覧表 とともに送付されてきました。

所望の 日記も無事復元されていそう。

生き返った!!

と、早速修復の依頼をかけました。

===================

お見積り

===================

データ復旧費:39,800

外付けHDD書き出しサービス費(持込書出し機器):5,000

消費税:4,480

総合計:49,280

データ容量がDVD-R(4.7GB)では入りきらない為、HDD書き出しサービスのご提供となります。

と値段的にも納得。

その後、データ書き込んでもらうための外付けハードディスクを別送。

最終的にデータが復元された外付けハードディスクが戻ってきたのは

最初 連絡を取ってから約2週間後のことでした。

データ復旧等 対応自体は大満足ですが、最後まで上記選択肢①への疑念はぬぐい切れず。

蘇ったデータの価値

戻ってきた外付けハードディスクをPCにつなぎ

日記のデータを確認できた時

修理代 5万円 はその金額以上の価値を生み出しました。

20年前のことはおぼろげながら覚えているものの

やはり日記には敵いません。

当時のベトナム ハノイやサイゴン(ホーチミン市)の情景が

下手な文章(笑)から浮かび上がってきました。

他の人からしたら、

「そんな事に5万円」

かもしれませんが、

私にとっては

20年前の記憶が5万円で買えた」

のです。

定額給付金 427日時点 海外在住日本人にも支給してくれないかな・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました