最近のベトナム関連情報網から
あるドラマの話題があがっていました。
それが、ドラマ 機動捜査隊 MIU404 でした。
ドラマ 機動捜査隊 MIU404 をみて
ドラマ 機動捜査隊 MIU404 の
第5話

が話題になっていたので
TVer(京民放キー局5局が中心となって運営するテレビ番組の広告付き無料配信サービス)

でみてみました。
ドラマの内容は、ほとんど既知したが
一般にはそれほど知られていないことなんだろう
と改めて思いました。
偽装留学生
以前は在留資格として
【留学生】【就学生】と同じ留学でも分かれていました。
日本語学校への留学生は
以前は【就学生】の在留資格でした。
ところが、今はひとまとめになっています。
これは留学生を増やしていく日本政府の方針からです。
ただ、これも一因で留学生の質が低下し続けていました。
3年ほど前でしょうか。
在ベトナム日本大使館へ行く用事がありました。
確か肌寒い3月のことでした。
ハノイのノイバイ空港から、在ベトナム日本大使館へ着く直前
大使館前に多くの人が並んでいたのです。
大使館に入るにあたり、所持品のX戦検査があるのですが
その担当者に聞いてみると 花見に行くベトナム人の短期滞在VISAに加え
留学生のVISA申請を待つベトナム人だったことがわかりました。
私は日本人ですの、その列に並ぶことなく
パスポートを見せ中に入ったのですが・・・
そこにも大人数のVISA申請者が。
持っている書類を見せてもらうと、ほとんどが日本語学校に行く人たちでした。
ただ、ただです・・・・
日本語を勉強しに行くのに、全く日本語が通じないのです。
基礎すら勉強していないのです。
出稼ぎ目的の“偽装留学生”
建前:学生の本業は? 日本語を習得し本国との架け橋になる
本音:彼らの目的は? 留学生という名の出稼ぎ
真面目に日本語学習に取り組むものもいますが
ほとんどがお金儲け目的です。
長期休暇時以外は、資格外活動として
申請した上でアルバイト週28時間以内で許可
となるのを悪用し
かけもち や トリプルワーク が当たり前に。
(採用側は留学生からの申告がない限り、正直チェックできません)
在ベトナム日本大使館のHPには
以下記載されるほどひどくなっていきました。
日本語能力確認の実施
最近の良好な日越関係から,日本語の習得を目指す留学生が増加していることは,今後の両国関係の更なる発展にとって大変喜ばしいことです。
留学ビザの申請者におかれては,日本語の勉学意思と基礎的な日本語能力を有することを前提に在留資格認定証明書の発給を受けた上で,在ベトナム日本大使館または在ホーチミン日本国総領事館に対してビザ申請を行い,ビザの発給を受けることとなっています。
他方で,明らかに基礎的な日本語能力がなく,虚偽目的の申請と疑われる事例が散見されており,この対策として,留学ビザの申請者に対し,日本語能力の確認を行っています。
日本語能力等の確認の結果,勉学意思と基礎的日本語能力が明らかに欠ける申請者や,日本での不法就労等の不法行為を企図しようとする申請者に対しては,ビザの不発給をはじめ厳正に対処する所存です。更に,そのような申請者を意図的に慫慂・仲介しているエージェント等に関しては,日本及びベトナムの関係当局に情報提供する場合があります。
「日本語別科生」「研究生」 としての抜け道
この日本語学校を卒業後、日本にい続けるためには
日本の企業に就職、または大学(場合によっては大学院)に進む
必要があります。
ただ、日本語学習をおそろかにし、アルバイトに明け暮れる
偽装留学生にはそのような日本語能力が備わっていません。
日本語学校側も、授業料取るのが目的になっているのが
容易にわかります。
そんな中大事件?が起こりました。
東京福祉大から留学生が大挙して行方不明という
実質の失踪が起こったのです。
これは

が詳しいいです。
結果的に

となりました。
これは、留学生を弄んで管理もまともにしない悪例、ひどかったです。
技能実習生という名の安価な雇用調整弁
ドラマで
「(日本企業が欲しいのは)欲しいのは、文句ない・言わない・お金かからない・働くロボット」
「ジャパニーズドリームは全部嘘だ!」
「管理団体へのキックバック」
というセリフがあります。
これは 技能実習生ビジネスの闇を端的に表していると思わざるを得ません。
実態は偽装留学より、遥かにひどい内容ばかりですので
あえてここでは書きません。
犯罪率が高いベトナムからの来日者
留学生、技能実習生が劣悪な生活環境に耐えられず
悪の道へ足を踏み外す例が増えています。
以前は中国人が多かったですが
ベトナム人の増え方が異常です。
国際犯罪対策に関する統計
前駐ベトナム大使・梅田邦夫氏特別講演レポート「日本にとってのベトナムの重要性」(9)

フォンチーって?
このドラマにベトナム人役で出ていたのが
ベトナム人のフォンチーさん。
東京 代々木で行われるベトナムフェスティバルの出演等で
名前は聞いたことありましたが、動いている姿を見たのは初めてでした。
tại sao ?(ベトナム語の「どうして?」)
等、ドラマ内でベトナム語使われていたのも新鮮でした。
今後もフォンチさんに注目していきます。

今後日本はどう対応していくのか?
少子高齢化が 今後ますます進む日本。
働く側・働かせる側 共にWinWinの関係にならないと
尻窄みは確実。
国内賃金が上がり、ベトナムの若者に日本が魅力的に
思われなくなっている今、修復する最後の段階に来ているのかもしれません。
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