死者未だにゼロ コロナ対策優等生のベトナム

ベトナム

Go toキャンペーンで揺れている日本。

一体どうなるのでしょうか?

先日こんなツイートをしました。

https://twitter.com/KatsumiNishimo1/status/1283710372885573632

この記事の サブタイトルが

死者数ゼロのベトナム、「アフターコロナ」の日本進出が加速か

です。

なぜ、新型コロナ感染者が増加し続ける日本と

こんなに差がついてしまったのでしょうか?

ベトナムで新型コロナの発生、対策はどうだったのでしょうのでしょうか?

 

過去の苦い記憶と脆弱な医療体制

ベトナムでは 2003年のSARSで、世界でも初期に死者が出ました。

(一方その後の封じ込めも世界で最初)

これは、ベトナムの人たちには苦い経験として残っています。

また、医療体制が脆弱です。

会社のスタッフが交通事故で入院したので見舞いに行ったのですが・・・

一般的な入院費病院では、一つのベッドで全く知らない人と

二人一緒に利用していたのです。

一事が万事ではありませんが、衛生概念の欠如は痛感しました。

 

私が新たな感染症が気になり始めたのは

ダナン:中国武漢のウイルス性肺炎感染の疑いで2人隔離

ダナン:中国武漢のウイルス性肺炎感染の疑いで2人隔離[社会]
 保健省予防医療局によると、南中部沿岸地方ダナン市のダナン国際空港で14日、感染症監視システムが遠隔体温計によって発熱症状のある2人の外国人...

この記事をは1月16日の配信です。

これを見たとき何故か

「これはまずいことになる前兆では?」

と感じました。

以前、日本で新型インフルエンザが流行った際

マスクがドラッグストア等から消えたを思い出し

丁度テト(旧正月)の前ということもあり

通常の3倍増しのマスクを注文するよう

会社のベトナム人スタッフに指示しました。

この段階では、ベトナム人スタッフたちは

何故こんな無駄な発注をするのか?

と疑問だらけだったそうです。

マスク販売店も、この時点では

「在庫は多く大丈夫」

とのことでしたが・・・

もっともこの「大丈夫」は、【どうなるか分からない】という意味で

あることを理解しています。これだけ長くベトナムにいると。

ベトナムでのコロナ対策

ベトナム政府の対応については、私が記載するより

うまくまとめている方の力をお借りして(笑)

コロナ禍にて海外で生活すること

今回このような感染症が拡大する一方で

ベトナムという海外で生活している身では

日本では体験できない事が多かったです。

ここまでしないといけないか?

と思うこともしばしばでしたが

政府が次々打ち出す対策は

結果としては成功といって良いのでしょう。

精神的なプレッシャー

もし自分がコロナ感染していたら・・・

工場はもちろん閉鎖、私に接触した人も全てPCR検査はもちろん隔離も、

と周りに与える影響が大きすぎるため、絶対に感染するわけにいきませんでした。

その精神的プレッシャーは日本にいたら感じなかったでしょう。

マスク騒動

マスク買い占め禁止、輸出禁止で入手難しくなる

これは日本でも起こりましたが・・・

通常の3倍発注していたマスクも結局テト休みを挟んでの納品予定だったため

テト休み中に進んだコロナ対策により入手できず。

政府からの各種決定、実施が間髪入れず

政府からの各種決定が夕方~夜に発表 翌0時から実施と間髪入れず実行

朝令暮改どころではありません。

ただ、その決定が的確なので、国民からは不満は出ていなかったです(表面上)。

Go toキャンペーンはじめ、対応がグダグタな日本政府にも見習ってもらいたいところです。

日本本社から「入国できるのか?」と毎日しつこいくらいの確認くるも

今はこうでも明日変わっているかもしれないと説明できない

状態が続きました。

Cách ly xã hội  (社会的隔離)

Cách ly xã hội【社会的隔離】

って聞いたことない言葉だけど 何?

周りのベトナム人に聞いても ???

外国人の私に解るはずもなく・・・

 

具体的には生活面で影響を受けたことでは

41日より食料品や薬局を除く店舗営業停止となりました。

一番困ったのが食事でした。

飲食店の閉店はもちろん、ダナンでは当初テイクアウト・デリバリーも不可でした。

加えてタクシーやGRAB(除くバイクタクシー)の運行も停止されたため

駐在員の同手段としては、会社の車 または 自分で車・バイク運転しかなく

自炊するための食料品の調節にも難儀しました。

私は、階下にスーパーマーケットがある、アパートメントに住んでいたので

不幸中?の幸いでした。

工場操業は可能

何故か人員の多い工場操業は可能でした。

ただ、マスク着用は必須です。

気温が上がり始めた頃でしたので、熱中症になりかけ

毎日気持ち悪かったのが思い出されます。

休みの日、自室でマスク着用しなくて良い状態が

いかに幸せか痛感しました。

アフターコロナの段階に入ったベトナム

普段の何気ない【日常】というのがいかに人生で大切なのか?

ベトナムで考えさせられました。

そんなベトナムは次のフェーズに入っています。

ベトナムも日本同様 現在においても

海外からの入国は出来ません。

(ベトナム人の帰国希望者すら規制するくらい厳しい)

 

私のいたダナンも観光業が主な産業の一つ。

特に韓国からの観光客が足止めになっているのが大打撃です。

外国人向けのホテルやレストランは未だ休業しているところも多く、

中には廃業に追い込まれたところもあります。

 

そんな観光業を国内観光で補っていこうと

ベトナム版 Go toキャンペーンは4月末から始まっています。

 

日本帰国の前週 523日・24日と

高原にあるダラットへ避暑兼ねて

24年ぶりに行ったのですが

往復の飛行機は満席!

皆マスクはしているものの、3蜜とは対極な状態です。

 

海外旅行がブームになりつつあるベトナム。

その海外旅行に向かうお金が国内に、

しかもちょっぴりリッチな旅行に向けられているのです。

ベトナム版 Go toキャンペーン は大成功中です。

(これもベトナム政府の政策)

これも市中感染が収まっていることに他ありません。

感染者変わらず、市中感染3カ月なし - NNA ASIA・ベトナム・社会
ベトナム保健省によると、国内の新型コロナウイルスの感染者は15日正午時点で373人、治癒数は352人だった。感染者は前日より増えておらず、市中感染は3カ月確認……

揉めに揉めている

日本の Go Toキャンペーン の行方はいかに?

  

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